中小企業実践経営学入門 創業・起業編

(創業・起業の基本戦略)

「創業・起業の基本戦略」(中小企業実践経営学入門 創業・起業編)は、中小企業の創業・起業にかかわる基本戦略を実践的に、やさしく述べたものです。

著作者 日本総合戦略研究所(21世紀文明研究所) 近藤章人
http://21-civilization.com/
info@21-civilization.com

第7章 取引先(販売先、仕入先、外注先)の確保


1.販売先の確保こそ企業でもっとも重要。
  (売れなければ企業維持ができない。そう簡単にお客は確保できない。)
  大きく分けて一般消費者に直接売る場合と、販売をする会社に卸す場合がある。
  サービスや商品の内容により、家庭(消費者)向きと会社(ビジネスユーザー)向きの場合がある。
  不特定多数に販売するのは中小企業の場合は困難なので、ある限られたニッチの市場のナンバーワンをめざす戦略が有効に思える。
  店頭販売、訪問販売、通信販売など販売方法により、当然対象となる顧客が違ってくる。
  

2.仕入先の確保により販売する物、生産・加工する物が決まる。
  物余りの今日、安くて良質なだけでなく、多様化した消費者ニーズにあわせた物を生産したり、販売したりする必要がある。
  売れ筋の商品を他社より有利に仕入れるのは新規開業者には難しい。

3.自分でできないことは外注先に依頼する。
  (新規開業者は設備、技術、資金などの限界があり、せっかくの注文を断らざるをえない場合がある。
   断るよりは外注したほうがよいがリスクは負わざるをえない。)

次へ

「中小企業実践経営学 創業・起業編」TOPへ

「インターネット情報源ガイド」で調べる