中小企業実践経営学入門 創業・起業編

(創業・起業の基本戦略)

「創業・起業の基本戦略」(中小企業実践経営学入門 創業・起業編)は、中小企業の創業・起業にかかわる基本戦略を実践的に、やさしく述べたものです。

著作者 日本総合戦略研究所(21世紀文明研究所) 近藤章人
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第15章  顧客の要望・意見を経営に取り入れよう


1. 「お客様は神様です。」の心がけは絶対に必要。
  これからそこの地域で商売するのだから、地元の評判は何よりも大切。
  開店時・開業時のスタートダッシュが重要ではあるが、逆に宣伝しすぎて、顧客が多すぎても困る。受注が一時的にありすぎても困る。
  初回の客は様子を見に来た客であり、初回の受注は開業のご祝儀である。
  その客がリピーターになるかならないかが、商売が成功するか、失敗するかの鍵である。
  従って、開店前・開業前に従業員の訓練などをよく行って、開店後、開業後、仕事が軌道にのってできるように、できるだけ準備する。

2. クレームをどのように経営に生かすかがその企業が発展できるかどうかの分かれ目になる。
   何を言われても、喜んで前向きに対処しよう。
   言いにくいことを言っていただいたお客様に感謝しよう。
   その場限りの対応ではなく、根本的な対応をしてそのお客様に報告しよう。

3. 何が売れているか、何が利益をだしているか。
   お客様は何を求めているのか詳細に分析しよう。
   お客様の要望にあわせた経営をしよう。

4. 品揃え、価格、商品・サービスの質、店員の接遇・言葉使い、開店・閉店時間、納期などお客様からの意見を従業員全員が蓄積してどうすれば改善するかみんなで検討しよう。

5. 顧客のカードを作成して、お客様の名簿(データベース)をつくり、ある程度割引をして顧客の囲い込みを図ろう。
  新製品の紹介やセールの案内のDMを発送しよう。

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