「創業・起業の基本戦略」(中小企業実践経営学入門 創業・起業編)は、中小企業の創業・起業にかかわる基本戦略を実践的に、やさしく述べたものです。
著作者 日本総合戦略研究所(21世紀文明研究所) 近藤章人
http://21-civilization.com/
info@21-civilization.com
第12章 税理士・司法書士・弁護士や業界の実力者など相談できる人々とのつながりをつくる
1.開業にあたってまず信頼のおける税理士に相談する。個人で小規模の場合は税理士に頼まなくても確定申告はできる。
ただし、不慣れな記帳を自分でするよりも、自分は本業に専念して、税理士に金を支払って経理を任す場合もある。
(知り合いの税理士がいない場合、税務署ごとに税理士会の支部があるのでそこで紹介してもらえる。)
2.法律関係については、必要に応じて、司法書士・行政書士・弁護士に相談する。
(登記や許認可がない限り、一般的には不要。)
3.業種によっては業界団体、業種ごとの組合に加入した方がよい場合もあるが、拘束されることもあるのであえて加入しない場合もある。
業種や地域によって事情が異なる。仕事を協力しあえる関係の場合もあれば、競争相手で付き合いたくもない場合もあるようだ。
4.地域の商工会議所・商工会、青色申告会、法人会には経営上の情報が得られ、相談することができるので加入することを勧める。
個人で小規模の場合は、青色申告会や商工会議所・商工会で記帳指導を受ければ、自分で確定申告ができる。