中小企業実践経営学入門 創業・起業編

(創業・起業の基本戦略)

「創業・起業の基本戦略」(中小企業実践経営学入門 創業・起業編)は、中小企業の創業・起業にかかわる基本戦略を実践的に、やさしく述べたものです。

著作者 日本総合戦略研究所(21世紀文明研究所) 近藤章人
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第18章  企業の成長・拡大と株式の公開・上場をめざして


企業の経営管理、企業の成長、企業の環境変化への対応については、本編では、あまり述べていないので、別編で述べる予定である。
本章だけでなく、創業後の経営管理については、別編と重複することになる。
なぜならどこまでが創業時の戦略で、どこからが創業後の戦略かは明確に分けられないからである。
また、中小企業のインターネット活用による経営戦略についても、また別編を設ける予定である。



1. 企業の成長・拡大の問題点
  企業の成長・拡大にあわせて、社長自身も含め経営者の経営管理能力が向上しているか。
  中間管理者・技術者ともに人材の育成・確保ができるか。
  資本の蓄積がすすみ、資金繰りの確保ができるのか。
  企業の経営戦略の策定や経営管理ができるかどうかが分かれ目になる。

2. 取締役の選任
  企業が大きくなると外部のさまざまな人を取締役にせざるを得ず、創業者・創業家と経営上の対立が生じることがある。
  また、そのころになると創業者が複数いる場合は経営方針の対立が生じることがある。
  経営能力、リーダーシップのみならず、株主の構成がどのようになっているのか、そこが力関係のポイントである。
  幹部に権限を与えすぎると部下をつれて独立しようとするものがでてくる。

3. 株式の公開・上場の損得、安定株主対策
  経営者としての大きな目標であり、成功した証で、巨万の富を獲得できる。
  しかし株式の乱降下や買占めにより企業を乗っ取られる危険性もある。
  そのようなことがないように株式を持ち合い、安定株主対策をする場合が多いが、絶対的な安心はできない。


 はじめにも強調しましたとおり、「中小企業実践経営学入門 創業・起業編」は、インターネットのサイトであり、要点のみしか述べておりません。あとは御自分で、調べたり、聞いてみたり、やってみたりする必要があります。
 そのための指針となる情報が「インターネット情報源ガイド」には満載されています。
ぜひ、ご活用くださり、創業・起業に成功されることを願ってやみません。

 なお、もう少し詳しく説明したものや、経営理論を交えたもの、業暦が長くイノベーションを図る場合、インターネットの活用を図る場合など、インターネットのサイトだけでなく、ドキュメント化をしていきたいと考えています。



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