1.現代日本の状況、現代日本経済の諸問題、このままでは世界でもっとも悲惨な21世紀の日本


(瀕死の日本社会、経済大国など夢のまた夢、破産寸前の日本経済、食糧もエネルギーも輸入できなくなる日が来るだろう。)

現代日本の状況、日本経済の諸問題につき、簡単に述べます。

(1)出生率が低下し,急速に高齢化社会が到来しつつある。年金については大幅な改悪が行われつつある。

(2)相次ぐ無理な不況対策のため、日本の財政は破産状態である。

(3)日本の多くの企業の国際競争力が落ちてきている。科学技術の競争力も分野によっては欧米にますます差がついてしまっ た。
[国際金融資本、多国籍資本により乗っ取られつつある。]

(4)創業より廃業が多く、日本経済の活力が失われてしまった。創業資金の調達が困難であり、事業を起こしにくい。
[ベンチャー企業が日本では生まれにくい。]

(5)食糧の自給率は先進国で最低である。業従業者の高齢化は進み、跡継ぎがいない農家が多い。生産技術・経営能力があつても、農業に株式会社が進出できない。

(6)エネルギーの自給率が低い。石油に頼るわりあいが大きく、政情不安定な中東に大部分を依存している。代替エネルギーの開発、自然エネルギーの活用をすすめているが、不充分である。

(7)金融機関は庶民の資産を日本と世界の不動産、株に投資して、大失敗した。日本のバブルは崩壊したが、アメリカは今まさにバブルであり,これから崩壊して株価が暴落する危険性が大きい。
[産業の育成や世界の開発など経済人としての使命を忘れている。]

2008年11月追記  この文章は2004年6月13日 (第4版・21世紀版)に書きました。2008年11月現在、警告は見事に的中しています。

(8)一般大衆はマスコミによる悪影響もあり、娯楽、芸能、スポーツにばかりに関心があり、政治や経済に無関心である。
[政府がなんとかしてくれると考えるな。政府も余裕がない。]

(9)東京一局集中というが、都心部は固定資産税、相続税が高く、住んでいられない。中小企業の開業はコストがかかりすぎて困難である。首都機能の移転をする金がどこにあるのか。ビジョンも国民的盛り上がりもなく、要は地域対策、ゼネコン対策ではないか。
[国際機関や多国籍企業のアジアの中心は東京ではなくなりつつある。]


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