3. 現代物質文明の行き詰まり、現代文明の根本的欠陥
20世紀末から21世紀初頭にかけての今日、現代文明には根本的欠陥が内在しています。
つまり、
- 科学技術文明自身がブレーキもハンドルも効かずに暴走
- 力によって征服しよう、支配しようとする西洋文明、白人文明、キリスト教文明の欠陥、他の文明との文明の衝突
- 犯罪、テロ、麻薬の蔓延などによる倫理、道徳、法秩序の欠如
- 人種、民族間の対立と闘争、地域紛争、さらに国家間の戦争
- 宗教の形骸化・教条化、諸宗教間の対立と闘争、宗教戦争
- 学問、科学の専門化、社会的分業の進展、その結果、全体像は誰も掌握していない
- 精神世界や神霊世界、超能力や超常現象、太古からの叡智に対する、無知、無理解
- 宇宙船地球号、運命共同体としての人類というグローバルな意識の欠如
などです。
これらの欠陥は、特定の国や地域にみられる欠陥というよりも程度の差こそありますが、全世界共通の欠陥です。
さて、文明は進歩しているのでしょうか、あるいは退歩しているのでっしょうか、それはなかなか難しい問題です。
物質的な生産力や科学的知識は確かに年々向上しているように思えますが、それらを人類全体のために役立てようとする叡智は太古と変わらないように思えます。
直感的能力、現代でいう超能力は原始の時代に比べて、かえって退歩したのではないでしょうか。
世紀末から21世紀初頭にかけての現代において、文明の行き詰まり、文明の危機、文明の崩壊を感じるのは、私だけではないでしょう。
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著作者 Copyright 21世紀文明研究所(近藤総合研究所) 近藤 章人
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2004年5月5日更新
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