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参考図書紹介
- ポール・ケネディ「大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争(上)」 草思社
- ポール・ケネディ「大国の興亡―1500年から2000年までの経済の変遷と軍事闘争(下)」 草思社
- サミュエル・P. ハンチントン 「文明の衝突」 集英社
- サミュエル・P. ハンチントン「文明の衝突と21世紀の日本」集英社新書
世界の諸文明、とくにキリスト教圏とイスラム教圏の衝突は深刻であり、容易に解決しそうもない。当研究所の基幹参考文献であるが、衝突を回避して、諸文明を収斂または融合させようとするのが当研究所の考え方である。ハンチントンは主として宗教により文明を区分するが、当研究所は、政治、経済、科学技術、文化、宗教を文明の要素として捉え、国家、民族、言語も含めて文明を区分する。ハンチントンの諸文明の区分はかなり一般的な考え方ではあるが、当研究所の研究結果により、ハンチントンとは一部区分が相違している。
まず第一に、ハンチントンは「西欧文明」として、ヨーロッパとアメリカを一緒にしているが、長い歴史で精神文明と物質文明の調和がとれたヨーロッパと、わずか200〜300年の歴史で「人種の坩堝」で貧富の格差が大きく物質文明一辺倒のアメリカは、当研究所では別の文明としている。
第二に当研究所ではユダヤ教という宗教の独自性、政治経済、科学技術、芸術の分野での人類の将来に対する影響力から考えて「ユダヤ文明」を独立させている。なぜならば「ユダヤ文明」は西欧文明に大きな影響を与えているが、ユダヤ文明の本質・源流は西欧文明ではないからである。ユダヤ人が世界に離散しているためか、ユダヤ教に改宗した人々の人口が多いためか、旧約聖書よりタルムードという考え方があるのか、原因はわからないが、ユダヤ人自身がユダヤの古代史と宗教の本質をどれだけ理解しているのか疑問に思う。
(そのことは日本人にも言えることなのだが・・・・・。日本人も日本の歴史、精神文化、「この国のかたち」、とくに古代の精神文化の源流はまったくわかっていない。唯物史観の歴史家が古代神霊文化の実在など理解できない。迷信でもアニミズムでもない、古代人は現代人以上に神霊認識能力を保持していたのである。)
「日本文明」が「一国一文明」であるのに対して「ユダヤ文明」は、イスラム文明と同じように「一宗教一文明」なのである。
当研究所で現代文明の分析について参考としている。当研究所では、諸文明の衝突を回避して、地球文明・人類文明を創造するのは、グローバリズムのアメリカではなく、「文明の坩堝]日本であると考えている。
なお、一般にはあまり知られていない秘伝だが、大本および大本系の教団では、ユダヤ(を語る人々・・・グローバリズム)が立替え(破壊)した後、立て直し(建設)するのが日本の役割であると、かなり以前から預言されており、どうもそのようになってきたようである。
- 松前 重義「東海大学の精神―大学の使命と未来へのビジョン」
- 「新高校現代文明論―副読本」[東海大学付属高校の現代文明論]
東海大学創設者松前 重義氏が書かれた「現代文明論」は絶版になっているようです。図書館にはあると思います。物質文明と精神文明の調和、科学者も専門領域を超えての文明的思考の重要性を説いていると私は理解しました。当研究所の基幹的理論である。
- 中西 輝政「国民の文明史」
[文明史観なき国家は、必ず滅ぶ。過去の歴史と未来の歴史をつなげてゆくもの、それが文明史である。文明史---それは、歴史をマクロな視野から、長いスパンで洞察する眼差しです。単なる歴史研究を超えた、一国を取り巻く文明全体の大きな流れを見極める目を持たないと、国家衰亡の危機には対処できません。]
- トインビー「歴史の研究 1 (1)」
- トインビー「歴史の研究 2 (2)」
- トインビー「歴史の研究 3 (3)」
- トインビー「試練に立つ文明 第2版」
歴史を諸文明の興亡という観点から記述した大歴史家。日本を周辺文明と位置付けたことは納得がいかないが、文明についての鋭い考察については当研究所は多大な影響を受けている。
- 福沢諭吉「文明論之概略」岩波文庫
当研究所の基幹文献であり「文明は智徳の進歩である。」と述べておられるので「21世紀新人類文明」すなわち「智徳文明」と当研究所では名づけている。
「衣食足りて礼節を知らない」、「知(智ではない・知識のこと)はあっても徳がない」のが「今のグローバリズム」であり、人間を幸福にする「名実ともにあるグローバリズム」に転換するべきではないか。
なお、岩波新書から丸山眞男氏の解説本「文明論の概略を読む」(上・中・下)が発刊されている。
- 梅棹 忠夫「文明の生態史観」中公文庫
- 伊東 俊太郎 「比較文明」UP選書 (243)
- 森川 明「西洋文明の常識」
インターネットのサイトから本になったもの。森川氏のことはよく知らないし、学者かどうかもわからないが、西洋文明に対する批判は的を得ているように思う。
- 「成長の限界」―ローマ・クラブ
かなり以前に書かれた本ではあるが、その時点での未来予測が現在どうなったかという問題ではなく、本書が警告する根本的な問題はいまだ解決されていない。ただし、解決に向かい努力はされており、新エネルギーの開発や循環型社会への取り組みが始まりつつある。
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初版1997年2月4日 2000年版(第11版)2000年1月1日
名称変更兼第12版 2004年5月16日
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