3.日本人は20世紀末から21世紀はじめにかけての大混乱期、大転換期を乗り越えることができるか
(私が「20世紀末から21世紀初頭にかけての危機現象」とよんでいる地球、人類の危機が進行中である。)
20世紀末から21世紀初頭にかけての今日、全世界は有史以来、未曾有の危機に直面していると言っても過言ではないでしょう。
- 核兵器、化学兵器のいわいる危険な国への分散、原子力発電所の事故の危険性
- 地球環境の破壊と異常気象、そして人類毒化現象
- 人口の増加、異常気象、有害物質による汚染の恐れと食糧問題
- 経済発展による有限な資源、エネルギーの需要の高まりと原子力エネルギーの危険性
- 世界的な政治、経済の諸問題、外交的対立
- 人種、民族の対立と闘争、世界各地における地域紛争
- 世界的な諸宗教の対立と闘争、とくに深刻な三大一神教の争い
などの危機に直面しています。
以上のような全世界的危機は、地球人類全体の危機であり、日本だけの危機ではありません。
しかし、国土が広く、資源が豊かで、貿易に依存しなくても生存できる国と、日本のように貿易に依存して繁栄している国とは受ける影響の度合いはまったくちがいます。
日本が21世紀においても繁栄を維持したいのであれば、ここで個別問題についてまで議論することはさけるとしても、21世紀の人類社会のあり方にたいして、積極的に提言していくべきです。
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