モデル撮影会でのカメラマンのマナーについて

 モデル撮影会のときに、カメラマンに最低限のマナーがあるかないかにより、いい写真が撮れるか撮れないかが決定します。たとえば全東京写真連盟の撮影会でも、会員限定の場合は、カメラマンに写真撮影の基礎知識とマナーがありますので、モデルもリラックスしていい表情の写真が撮影できます。

 

1.   モデルに近づきすぎない

   撮影会では、一部のカメラマンは望遠レンズを持っているのにわれ先にモデルのまん前に行き、そこを離れようとしません。モデルに近づきすぎれば遠くのカメラマンは撮影が不可能です。モデルから少し離れれば、全身、半身、バストアップなどズームレンズを使用すれば容易に撮影できます。

2.   モデルを扇形に取り囲む場合、角度を広げすぎない

モデルを一直線よりも扇形に取り囲むことが多いのですが、広がりすぎるとモデルの背景に反対方のカメラマンが入ってしまいます。したがって広がりすぎないでモデルの背景には人が入らないように注意しましょう。自分がやられていやなことは、他人にもするべきではありません。

3.   モデルから近い人は座ってローアングル、遠い人は立ってハイアングルで撮影しよう

   一番前で一脚を立てて、立ってアイレベルで撮影されると他のカメラマンは撮影ができなくなります。大勢で撮影する場合、前の人は座って後ろの人が撮影しやすいように協力するべきです。

4.   撮影しているモデルの背後を通らない。背後に荷物をおかない。

撮影しているモデルの背後を部外者が通るのはやむを得ませんが、撮影会のカメラマンの中には平気で通る人がいます。背後に荷物を置いて夢中になって撮影している人もいます。背後にゴミがあったらどけましょう。フレームの中をみれば、何が見苦しいかすぐわかるはずです。

5.   モデルに無理やり目線を求めない。

モデルが自分の方を見つめて微笑んでくれることは、確かに楽しいことです。その一瞬を待ってパチリとシャッターを押したくなるのもわからないではありません。しかし、数十人いる場合、すべてのカメラマンが同時にモデルにそのような要求をすれば、モデルの目はいくつあっても足りません。

モデルによっては横顔の方が美しい場合もありますし、目線をそらした方が女らしい仕草や可愛さを表現できる場合もあります。まっすぐ自分の方をむいて、にこっと笑うだけがポートレートではありません。

6.   モデルにポーズを要求するのはよいが、自分だけでなく、他のカメラマンの意見も聞こう。

モデル自身もポーズが固まってしまい、どのようなポーズをとったらよいのか、分からなくなることがあります。また、もっとよいポーズがある場合もあります。いいポーズをつければ、他のカメラマンも喜んで撮影しますが、よくない場合は自然とすぐ次のポーズにするよう別のカメラマンから注文がでます。自分の意見だけでなく、他の人の意見もよく聞き、いろいろなポーズを覚えることがカメラマンにとってもいい写真を撮れるようになる早道です。

7.   モデルにプライベートのことを聞かない。

撮影会でそのモデルと何回も会い、写真などをプレゼントして、親しくなることはあります。モデルの方で連絡先を打ち明ければ別に問題はありません。しかし、モデルにしつこく聞くのはマナー違反です。