ヘアメイクと服装について
男性のポートレートは、その人の個性を表しますので、身だしなみを整えて、いつも着ている服を着たのがその人なりをもっとも特徴的に表現できます。
しかし、女性の場合は誰でも美しく撮ってほしいでしょうし、いつでも化粧をしているのですから、ポートレートを撮影する場合、ヘアメイクやスタイリストをつけて、さまざまな自分を表現するとよいでしょう。
女性の場合、メークとヘアスタイルで、プロの美容師がやれば、まったく別人と見える程度にいくつかの自分を演出することができます。
普通の女性であっても、プロのモデルをめざすならなおさら、いくつかの自分を演出してみましょう。
服についても、洋服、和服の違いはありますが、いくつもの種類・雰囲気の服を着て写真を写してみましょう。どの時期に、どこで、どのような服を着るかが、その人のセンスのよさになります。
商業写真・広告写真にはヘアメイクやスタイリストがつきますが、通常の場合は費用的にもそこまでかけられません。ですから、常に美容師と相談したり、デパートで化粧品の販売スタッフの意見を聞いたり、女性誌で情報を仕入れたり、友達に聞いたりして自分に会うヘアスタイルを研究しておきましょう。
また、服についてですが、予算の制約はあるものの、いくつかの自分を表現できる服があるとよいと思います。ブランド品をそろえるよりも、服の種類や色・柄が写真写りのいいか、悪いかに影響してきます。服についても女性誌・ファッション誌で研究するとよいでしょう。
ある撮影会に着古したジーパンをはいてきたモデルがいました。カメラマンの年齢層にもよると思いますが、男性カメラマンが自分を撮影したくなるような服を着て、愛嬌を振りまいた方が次の仕事を獲得できるでしょう。
私の個人的好みかもしれませんが、和服や浴衣をきてポーズがとれるモデルが少ないので、和服を着こなしてポーズがとれる女性は素敵であると思います。中高年の女性の場合、洋服よりも和服の方がはるかに素敵に撮影できます。
女性モデルの場合、水着の撮影会もあります。水着はNGというモデルもいますが、水着写真があるからいいとこに嫁にいけないとか、堅い会社に就職できないという時代ではありませんので、スタイルに自信があればやった方がいいと思います。カメラマンに自分の水着姿を撮影してもらえるのは20歳台前半までの未婚時期ぐらいであり、女性の人生のほんの一時期なので青春の思い出として撮っておくとよいでしょう。