デジタルカメラについて
最近デジタルカメラの進歩には目覚しいものがあります。ポートレートについては、画質ではデジタルカメラはフィルムカメラに追いつき、利便性、経済性では完全に追い越しました。私自身も昨年(平成17年)にフィルム派からデジタル派になりました。もともとパソコン好きの私には切り替えてみると、こんなに便利でコストが安いものはありません。古いフィルムもスキャナでデジタル化をすればまつたく問題はありません。。
ポートレート撮影の場合、相手がさまざまな表情をする人物であり、数多くのシャッターを切って、その中からいい写真を選ぶことになります。人物写真は自然写真に比べてどうしても枚数を多く撮影せざるを得ません。いい写真か、よくない写真かは、現像してみないとわからなかったのです。デジタル写真は写真家、モデル、関係者が撮影結果を確認することができ、非常に便利です。
フィルムカメラの生産中止や、フィルムの生産中止、DPE会社の倒産や廃業には、カメラ歴がまだ4〜5年しかなく、いわば最後の銀塩派だった私にはさびしいものがありますが、時代の趨勢であり、やむえないと思います。私が切り替えた昨年夏には来年(平成18年)の1月にこのような文章を書くとは夢にも思いませんでした。
私は、昨年(平成17年)の夏にデジタルに切り替えただけでなく、ビデオの撮影も始めました。恥ずかしながら、それまではまったくビデを撮影したことが、ありませんでした。ビデオについては、初心者にもかかわらず、いきなりハイビジョンです。初心者に対するいたわりの言葉だと思いますが、画像がきれいで安定していると言われました。単純な私はすぐうれしくなり、夢中になってしまいました。
プロの写真家の世界は、非近代的な徒弟制度という印象が私には感じられ、アマチュアとの壁があるように思われます。いまだに、白黒で、自分でプリントすることが、写真家とされているようです。しかし、このような日進月歩で、変化の激しい今日においては、画像にしても、映像にしてもデジタルなのは当然であり、ともにデジタルコンテンツなのです。
私はいきなりデジタルではなく、わずか3年ぐらいですが、フィルムで写真の基礎を勉強・訓練し、デジタル写真に移行し、さらにデジタル映像にもチャレンジしました。フィルム写真の経験は、非常に貴重なものですが、同時にデジタルの画像・映像に挑戦することも、写真家としては重要であると思います。いまや誰でも、写真の基礎を知っていれば、きれいな画像・映像が得られる時代なのです。アマとプロの違いがどこにあるかといえば、写真撮影技術であるというよりも感性であると思います。見る人に感動を与えるか否かということが差になるべきではないでしょうか。 いずれにせよ、アマもプロもデジタル化の趨勢については逆らうことができないでしょう。