和服・浴衣のポーズについて

【ポートレート・スタジオ・ファインのフォトジェニック・モデル講座】

【ポートレート・スタジオ・ファインのポートレート撮影法講座】

 和服や浴衣のポーズは洋服のポーズとまるっきり違います。
プロのモデルでも和服や浴衣のポーズは知らない人が多いようです。
最近は、「和の世界」が再認識されています。

 和服は体の線は出ませんので、誰が着てもそれほど差がなく、着物そのものの色柄も魅力的です。
とくに中高年の女性は、洋服よりも和服を着ると気品があります。 
できるポーズは限られますが、着物そのものによって、かなり魅力的な写真に写ります。

 和服の場合は、立つにせよ、座るにせよ、洋服以上に姿勢が重要です。
背筋を伸ばし、日本的な立ち振る舞いをしましょう。猫背になってはいけません。
体を曲げるときも背筋を伸ばして、腰のところで曲げましょう。
本格的にきもののモデルをするためには、日本舞踊や茶道・華道を習うといいでしょう。
モデルは容姿だけでなく、知識・教養も必要です。

 正面から前向きに写すと、洋服以上に太って見えてしまいます。
和服や浴衣も斜めから撮影します。
 体全体での大胆な表現はやりにくく、胸や尻をだす西洋的なポーズは避けましょう。
見返り美人といいますが、和服の帯を見せながら、横向きか、後ろ向きで、弓形に見返るといいでしょう。
 日本的なしぐさを表現するために、手や指の位置や格好が重要です。
軽く手を胸元につけるポーズはよくします。全部の指を伸ばしたり、軽く握ったり、自然な仕草をしましょう。

 和服の場合は、扇子や和傘など、和装小物を撮影時に使用します。
和傘は着物の色との色合いを考え、和服が目立つように反対色にするといいでしょう。
和服の撮影を都会でする場合に、電線やビルなどが写らないように、晴れてても和傘を使用する場合があります。

 失礼ながら、スタイルに自信がない女性のお見合い写真は、和服がいいと思います。
 浴衣については、最近は夏祭りや花火大会で着ている女性も多く、着物に比べればかなり自由にポージングができます。

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