貨幣発行量・流通量を増やして、民間消費・民間投資の拡大を図らなければ、デフレから脱却できない。


政府が増税してまで予算をばらまいても、
非効率な分野に使われ、景気対策になるのかは疑問です。
今まで莫大な金をつぎ込み、景気対策をやってきたけど、 効果はありましたか・・・
大量の国債の発行は、次の世代につけを回すだけ、ゆくゆくは国家破産です。
景気回復をさせるためには、デフレから脱却するためには、
民間消費・民間投資を拡大させるしかありません。

低所得者は切り詰めて切り詰めてやっと生活しています。

ある程度以上の所得者も、
売り上げが伸びないなかで、
いくつもの税金や健康保険料や年金負担が多く、
切り詰めて切り詰めてやっと生活しています。

今必要なことは、仁徳天皇の「竈の煙」の教えです。

経営者や勤務者の所得を増やし、
有効需要を拡大しないかぎり、
社会全体として物は売れず、
景気は回復しません。



政府の財政事情から、減税が無理であれば、
貨幣の発行量・流通量を増やすことです。

貨幣の供給量・流通量を増やし、
インフレターゲット(意味が一般の方にわからず誤解をまねきやすい)ではなく、
「新・所得倍増政策」
を実施するべきでしょう。


銀行は国内産業、とくに中小企業の融資を増やすべきです。
企業の売り上げ増加、
勤務者の所得の増加、
物価の緩やかな上昇、
地価の緩やかな上昇・・・
悪循環から善循環への転換です。


無理な・無駄な政策を国債を大量発行してまでやるから、
逆に弊害が拡大しているように思います。

民間は節約・コストダウンに努めていますが、
政府や地方自治体も、限られた予算の優先順位を決めて、
ムダをはぶく努力をしましょう。


自分たちの世代のために、
自分たちの子や孫の世代にツケをまわしていいのでしょうか。
皆、子や孫はかわいいでしょう。


銀行が融資をしないで国債ばかりを買っているから、
いっこうに民間に金が回らないのです。
金融機関は前向きな事業に対しては、
積極的に融資をするべきです。

財政による景気刺激は、
一時的な景気回復には役にたつでしょうが、
予算のかなりの部分が国債費の現状では、
予算を使えば使うほど国債が増加し、
景気は結果的に悪化してしまいます。


人間の体にたとえれば、薬を使って病気を治しても、
限度以上に薬を使えば副作用がでてくる状態でしょう。


今やるべきことは、貨幣を印刷してばらまくこと。
ノーベル経済学賞のクルーグマン氏は
ヘリコプターから札束をばらまけば景気は回復」と述べていました。
ノーベル賞を獲得してから、前言を否定したり、おとなしくなりましたが、本心はどうか?

確かにそれもやりすぎれば、インフレになるし、円安になります。
日本の場合、生産力がありますから、ハイパーインフレになることは考えにくい。
むしろ、ほどほどのバブルのほうが幸せでした。
円高で困っているのだから、ほどほどに円安に誘導すればいいじゃないですか。

デフレもインフレも、ごく簡単に一言で言えば、
物が多いか、貨幣が多いかの話です。
円高も円安も、日本独自の為替介入では効果がなく、
マクロの経済政策・金融政策のほうが有効でしょう。
すべては舵取り、さじ加減が重要。


どうしようもなくなれば、
政府紙幣の発行も検討するべきでは・・・

簡単に言えば、社会全体の金詰りを解消すればいいのです。
大元は中央銀行ですから、中央銀行が貨幣を発行し、
銀行が企業に融資し、企業は従業員に給料を払い、
従業員はもらった金で商品を買って、
お金を社会全体に行き渡らせればいいのです。

企業や従業員が、お金の一部を銀行に預金し、
それらの預金をもとに、銀行が別の企業や個人に融資をすれば、
お金はさらに世の中を駆け巡ります。
まさに金は天下の回り物ですね。